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【観戦記】 第8節(2006.09.03) 高槻総合スポーツセンター

第8節の観戦記として、INACvsベレーザ戦の模様を書きたいと思います。
いよいよ暑さが最高潮に達する14:00にキックオフされたゲームですが、予想通りベレーザが押し気味でゲームが進みます。ところが、前半6分に、INAC原選手がGKの位置を良く見てミドルシュートを放ちます。これが、綺麗な弧を描いてGKの頭上を抜けてゴールネットを揺らします。さすが、原選手といったプレーを見せてくれました。しかし、これで、ベレーザの闘志に火がついたのか、怒涛の攻めを見せます。INACも何とかしのぎますが、コーナーキックから、澤選手にヘッドで決められて同点になります。その後も、ベレーザは攻め立てますが、同点のままハーフタイムを迎えます。
サポータ仲間と話をしていたのですが、前半のベレーザは、らしくない展開だったような気がします。いつもは、高いポールポゼッションと細かいパス回しで相手をじわじわと攻め立てるのですが、今日は簡単にポーンとディフェンスラインの裏へ放り込むボールが目立ちました。
後半に入り、ベレーザは、高い個人技といつものパスワークで相手を攻め込む展開が続きます。いつもの、らしい展開になってきて63分、永里選手の力強い個人技でゴールをこじ開けて、勝ち越し点を挙げます。そして、72分にゴール前での細かいパスワークでINACディフェンス陣を崩し、澤選手が見事なゴールを決めます。見ていた誰もが、INACの粘りもここまでかと思ったと瞬間でした。しかし、INACの選手達は、少しもあきらめていませんでした。2点差をつけられた直後の75分、前線にボールをつなげられないと見た、原選手が自陣からドリブルで仕掛けます、前掛りになっていたベレーザの中盤の虚を付いた形になり、ゴール前まで持ち込みます。ここで、ベレーザのディフェンダーがドリブルで突進してくる原選手と右サイドに開いたゴンサルベス選手のマークに付いたところで、原選手が、左へスルーパスを出します。ここで、フリーの渡邉選手がボールを受けて、GKと1対1に成り、冷静にゴールへ流し込みます。俄然、INACの選手達に活気が出てきます。特にセンターバックの藤村選手が、後ろから選手達を「あと1点取りにいくよ!あと1点取るよ!!」と盛んに鼓舞していました。ものすごく熱いものを感じました。しかし、ベレーザのボールポゼッションが高い状態が続きます。ここで、ベレーザは時間稼ぎをするのではなくあくまで得点を取りに行きます。
もはやここまでかと思われたロスタイム、このベレーザの姿勢が裏目に出てしまいます。INACが大きく前線に出したボールをゴンサルベス選手がゴール前で粘って、最後はモラエスにパスを出します。これを、モラエス選手が意地でゴールへねじ込みます。なんと、なんと、ロスタイムにINACが追いついてしまいました。スタジアムがもっとも盛り上がった瞬間でした。
ベレーザにとっては何とも痛いドローになってしまいました。逆に、INACは、後半戦開始から自信になるゲームだったと思います。勝点1以上の価値があったと思います。

少し気になったので、リーグ戦でベレーザが3失点以上を喫したのがいつ以来なのかを調べてみました。2003年シーズンの決勝リーグでさいたまレイナスに2×3で敗れて以来で、2000年以降では2度目です。
次節以降、ベレーザがどの様に立て直してくるのか注目したいと思います。