全日本女子サッカー選手権 決勝戦
日テレベレーザ 4×1 TASAKIペルーレ
得点:[日テレ]大野、荒川、永里×2 [TASAKI]鈴木(智)
場所:国立霞ヶ丘競技場 10:30 KO
天候:曇り 微風
どんよりと曇った空でありながら、どこか凛とした空気が漂う元日、朝の国立競技場。この雰囲気は、元日の国立が日本サッカー界の聖域であるがゆえに感じるところなのだろうか。
などと、柄にもないコメントを書いていますが、何せ寒かったです。
日が照ることのない曇り空で肌寒い中、10:30に決勝戦のキックオフのホイッスルが国立競技場に鳴り響きます。
立ち上りから、ベレーザがボールを支配し、高いボールポゼッションで攻撃を組み立てます。左サイドの中地選手が再三突破を図りセンタリングを上げますが、精度の高いフィニッシュまで持っていけずゴールを奪うことができません。
対する、ペルーレは押し込まれながらも、時折中盤でボールを奪うと、ボランチの新甫選手を経由して右サイドの土橋選手へつなぎ、右サイドからクロスを上げますがこちらもシュートまで持っていけません。
35分、ベレーザの攻撃で、スルーパスに反応した永里選手がGKと1対1となりますが、GK秋山選手がタイミング良く飛び出しゴールキックに逃れます。
40分には、ベレーザの澤選手がペナルティーアーク付近から左足でミドルシュートを放ちますが、これはわずかにゴールの上へ外れます。
そして、ロスタイムが1分と表示されてすぐ、ベレーザボランチの酒井選手からのスルーパスに大野選手が抜け出し、GKと1対1となり冷静にシュートを決めます。ゴールの瞬間、手元のストップウォッチを見ると46分16秒を差していました。あとワンプレー踏ん張ればスコアレスで前半を終えられるところでしたが、手痛い失点でした。再開後、すぐに前半終了のホイッスルが鳴ります。
前半は、ベレーザのボールポゼッションが高く、ペルーレは反撃の糸口をつかむことができませんでした。
後半は、ペルーレのキックオフで始まりましたが、立ち上りから、ペルーレが積極的に攻め込みます。
51分、ペルーレは左サイドから柳田選手がアーリークロスを上げると、ゴール前に大谷選手が飛び込みますが、わずかにGK小野寺選手が先に触りシュートにいたりません。
54分、ペルーレは、左45度付近で得たフリーキックを柳田選手が素早くリスタートし左へ展開、佐野選手が左サイドを切り裂きクロスを入れると、ニアに山本選手が飛び込み合わせますが、これは惜しくもゴール左に外れます。
56分、ペルーレは、左45度で得たフリーキックを山本選手がゴール前に上げるとこれがゴール前で混戦になりあわやという場面でかろうじてベレーザはクリアします。
ペルーレが押し込む時間帯が続きます、ベレーザは、ここまで押し込まれる時間が続くということは今シーズンほとんど無かったのではないでしょうか。
61分、右サイドで得たコーナーキックを柳田選手が蹴りますが、これはゴールラインを割ります。直接狙ったようにも見えました。
ペルーレの得点の香りがする中、63分のペルーレは、またまた左45度付近でフリーキックのチャンスを得ます。これを山本選手がゴール前に上げると、またまた混戦になり、ボールがこぼれたところ最後は、鈴木(智)選手が体ごとゴールに飛び込み同点ゴールを奪います。
69分、ペルーレは、山本選手から土橋選手へと渡り、土橋選手が再び右サイドを切り裂き絶妙のセンタリングを挙げますが、これはGK小野寺選手がキャッチします。そんな中、ペナルティエリア内でペルーレのパスをブロックしたベレーザDFの手にボールが当たります。「ハンド!」ペルーレ選手やサポータがアピールしますが、これが認められません。次の瞬間、ホーム側ゴール裏に大挙陣取る浦和レッズサポから大ブーイングが上がります。少しだけ嬉しかったのですが、でも、ハンドをとってもらいたかったところです。
その後の70分、ベレーザは、右サイドを川上選手がドリブルで持ち上がりセンタリングを上げると、それを永里選手がヘッドで競ってこぼれたところを、荒川選手がシュートを放ちます。これが、ゴール左に飛び込み、勝ち越し点を奪います。
ペルーレは、押し込みながら得点を奪えなかったところにカウンター気味に一発を浴びてしまいます。
ここから、お互いに厳しいチェックでボールを奪い合い攻撃を仕掛けますが、ベレーザが、ボールを左右に大きく振る展開でペルーレゴールを脅かします。
75分、ベレーザボランチの酒井選手が大野選手へスルーパスを出し、裏へ抜けた大野選手が中央へマイナスのグラウンダーのクロスを入れると、そこに永里選手が飛び込み、3点目を奪います。
ペルーレは、77分に、右サイドの土橋選手に代えてFWの大石選手を送り込み3トップにして反撃を試みます。続けて78分に、左サイドの佐野選手に代えて同じく左サイドに今大会絶好調の甲斐選手を入れて左サイドの活性化を図ります。
そして、84分に最後の一手を打ちます。MFの山本選手を下げて、DFの白鳥選手を送り込み、DFの下小鶴選手をトップに上げてパワープレーに出ます。
その直後、ペルーレは、前掛りになったところを反撃に合い、
そんな中、86分、ベレーザは、カウンター攻撃で永里選手が決定的な4点目のゴールを奪います。
最後まで、戦う姿勢を貫いたペルーレイレブンですが、このままタイムアップとなりました。ベレーザの3冠が達成されました。
ゲーム後の表彰式ですが、いつも天皇杯を見て思っていたのですが、負けたチームの準優勝の表彰は、残酷に見えてしまいます。
しかし、ペルーレイレブンは堂々と表彰式に臨んだと思います。表彰式の時やサポータに挨拶に来た時に選手たちが見せた涙は決して無駄にはならないと思います。そう信じます。
これで、2005シーズンは終わりです。1年間戦い続けた選手たちにはつかの間の休息がやってきますが。今日の悔しさを胸に来期に向かって欲しいと思います。このBlogのゲームレポートもこれでしばらくありませんが、また来期よろしくお願いします。何回か、決勝戦の余韻をレポートしたあとオフ企画に突入したいと思います。
44分 大野
63分 鈴木智子
70分 荒川
76分 永里
86分 永里
本年もよろしくお願いします。
ただいま、国立競技場前で入場待ちです。
ではまた速報をレポートします。
